伊豆半島は、今よりもはるか南の海で生まれた海底火山の集まりでした。火山活動を繰り返しながらプレートの北上とともに移動して本州に衝突し、現在の半島の形になりました。 伊豆が本州に衝突する前の海底火山時代にたまった地層は、伊豆半島の土台をつくっています。本来は海の底にあった太古の海底火山のなごりは、本州との衝突によって隆起して地上に現れました。長年の浸食によって火山本来の姿は残っていませんが、海岸や道路の崖から海底火山の姿を読み解くことができます。
千貫門
西伊豆
火山の地下には地下深くからマグマが通ってくるマグマの通り道があります。このマグマの通り道が地殻変動などで隆起して地表に姿を現したものを「火山の根」と呼んでいます。千貫門(せんがんもん)はこの「火山の根...
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中木の柱状節理
南伊豆
火山の地下には地下深くからマグマが通ってくるマグマの通り道があります。このマグマの通り道が地殻変動などで隆起して地表に姿を現したものを「火山の根」と呼んでいます。 中木港には、海底火山の噴出物を貫い...
ジオサイト 海底火山の時代 柱状節理
田牛サンドスキー場
強い風によって吹き寄せられた砂が積みあがってできた天然のサンドスキー場。風の強い冬場には海岸から丘に向かって砂が吹き上げられていく様子が見られます。 吹き上げられた砂は斜面の途中にたまったり、背...
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龍崎の蛇くだり
妻良の港から湾の出口方面を見ると、高い崖に露出したしましまの地層を縦に断ち切る模様が見えます。 地層の縞模様を断ち切る斜めのこのライン。 海底にたまっていた火山灰や土石流の地層の亀裂を押し広げ...
ジオサイト 海底火山の時代 しましま 柱状節理 岩脈
三四郎島とトンボロ
見る角度によって3つにも4つにも島が見えることから、三四郎島と呼ばれています。 かつての海底火山の地下にあったマグマの通り道のなごりです。 三四郎島の陸側には、島を回り込んできた波によって石や岩が...
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浮島海岸
地下深くからマグマが地表を目指して移動するとき、上昇するマグマは亀裂を作りながら亀裂の中を移動してきます。そのため、マグマが移動した後には、亀裂の中でマグマが固まり、板のような形をした「マグマの通り道...
ジオサイト 海底火山の時代 柱状節理 岩脈
子浦三十三観音
子浦港から日和山遊歩道を5分程度歩くと、海底火山の噴出物が侵食でえぐられてできた崖のくぼ地に、「三十三観音」と呼ばれる石仏群が安置されています。「三十三観音」の背後に見られる地層の中には、火山噴出物が...
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下白岩
中伊豆
伊豆市下白岩の石灰質砂岩には、レピドシクリナという大型有孔虫化石をはじめ、海洋性の生物化石が大量に含まれています。この化石は、この地層がたまった場所が、約1100万年前の南洋であることを示す証拠となっ...
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石廊崎・石室神社
石廊崎(いろうざき)に一面にひろがるごつごつした岩は、海底に噴出した溶岩流です。 溶岩が水中に噴出すると、水によって急激に冷やされ、ばりばりに砕けた岩片の集合になります。 熱いお湯を入れておいたコ...
文化・歴史 海底火山の時代
枯野公園
海底火山の噴火にともなう水底土石流や、海底に流れ出した水中破砕溶岩の地層。 海底に降り積もった白い火山灰の地層の一部は、やわらかいうちに変形をうけ、蛇がうねったような模様ができています。 15...
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