伊豆半島は、今よりもはるか南の海で生まれた海底火山の集まりでした。火山活動を繰り返しながらプレートの北上とともに移動して本州に衝突し、現在の半島の形になりました。 伊豆が本州に衝突する前の海底火山時代にたまった地層は、伊豆半島の土台をつくっています。本来は海の底にあった太古の海底火山のなごりは、本州との衝突によって隆起して地上に現れました。長年の浸食によって火山本来の姿は残っていませんが、海岸や道路の崖から海底火山の姿を読み解くことができます。
爪木崎の俵磯
南伊豆
爪木崎西側の海岸には、「俵磯」と呼ばれる柱状の岩が整然と積み重なった景色が一面に広がっています。この柱のような岩は「柱状節理」と呼ばれ、マグマや溶岩が冷え固まる時に体積が縮むためにできるものです。水を...
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一色の枕状溶岩
西伊豆
伊豆半島で最も古い時代の地層である仁科層群(約2000万年前~)は、その大部分が海底噴火で流れだした溶岩や水底土石流の堆積物からなります。 一色(いしき)の枕状溶岩はこの仁科層群に含まれる溶岩流の一...
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下田市街
下田市街の街並みを歩いていると、特徴的な壁の家や店舗が目に入ります。 一つは「なまこ壁」と呼ばれる漆喰の壁。そして、もう一つが「伊豆石」の壁です。 伊豆石には2種類あり、火山から流れ出した溶岩の「...
文化・歴史 海底火山の時代 大地とともに暮らす キースポット しましま
室岩洞
半島が海底火山であった時代に海底に降り積もった火山灰は長い年月を経て凝灰岩(ぎょうかいがん)へと変化し、「伊豆石(いずいし)」と呼ばれる石材としてさまざまな場所で建材として重宝されてきました。 室岩...
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入間千畳敷
入間(いるま)の港から徒歩40分、伊豆の秘境ともいえる千畳敷には、海底に降り積もった火山灰や軽石からなる美しい地層が広がります。 また、千畳敷の目の前にそびえる三ツ石岬の断崖には、地下から上昇してき...
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龍宮窟
波が海岸にうちつけると、崖の弱い部分(柔らかい地層や断層など)が削られていき、洞窟ができることがあります。こうしてできる海の洞窟を海食洞(かいしょくどう)と呼びます。 田牛(とうじ)の龍宮窟(りゅう...
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堂ヶ島
堂ヶ島海岸の崖には、海底火山の噴火にともなう水底(すいてい)土石流と、その上に降り積もった軽石・火山灰層が見られます。 美しく折り重なる白い火山灰層は堂ヶ島の特徴的な景観を作り出しています。また...
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恵比須島
恵比須島は橋で渡ることができる小さな島です。 島を一周する遊歩道には、軽石や火山灰が作る美しい縞模様や、荒々しい水底土石流など、太古の海底火山の名残が残ります。地殻変動によって少し傾いた地層は、遊歩...
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烏帽子山
火山の地下には地下深くからマグマが通ってくるマグマの通り道があります。このマグマの通り道が地殻変動などで隆起して地表に姿を現したものを「火山の根」と呼んでいます。 烏帽子山は、標高160メートル...
ジオサイト 文化・歴史 海底火山の時代 眺望ポイント 柱状節理
浮島海岸
地下深くからマグマが地表を目指して移動するとき、上昇するマグマは亀裂を作りながら亀裂の中を移動してきます。そのため、マグマが移動した後には、亀裂の中でマグマが固まり、板のような形をした「マグマの通り道...
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鮎壺の滝
大室山
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