祭神の「伊古奈比咩命(いこなひめのみこと)」は、かつて三嶋大社の「三嶋神」と共に三宅島に祭られていたとされています。
『日本後記』によると荒ぶった伊古奈比咩命が天変地異を引き起こし、朝廷は女神の怒りを鎮めるために三嶋神と共に伊古奈比咩命を「名神」(国が別格の神社として祭る)として定めました。
この天変地異は平安時代初期の(832年)三宅島での噴火と解釈されています。
神社の裏手の海岸には鳥居が立てられています。
この場所では、10月下旬に行われる例大祭のはじめには伊豆七島の神々に祭りのはじまりを告げる「火達祭」が、おわりには祭の終わりを告げる「御幣流し」がとり行われます。