見る角度によって3つにも4つにも島が見えることから、三四郎島と呼ばれています。
かつての海底火山の地下にあったマグマの通り道のなごりです。
三四郎島の陸側には、島を回り込んできた波によって石や岩がたまり、細長い浅瀬ができています。干潮時には浅瀬が海上に姿を現し、海岸から対岸の三四郎島へと歩いて渡ることができます。こうした現象を「トンボロ現象」といいます。海上に姿を現した細長い道にはさまざまな海の生物が取り残され、いきもの観察の適地でもあります。
4つの島からなる「三四郎島」では、マグマが冷えて固まる際に収縮してできる柱状節理が見事。
三四郎島のひとつ「象島」は柱状節理のつくる模様が本物の象のようです。この島の象っぽい姿は
遊覧船からよく見えます。
源氏の家来だった伊豆の三四郎にまつわる悲恋の伝説も残ります。
この海を含む天草の水揚げは日本一を誇り、その天草で作ったところてんは絶品です。