鳥のくちばしのような御浜岬は駿河湾の海流に運ばれた土砂が、湾の入り口部分に帯状にたまってできた砂嘴(さし)と呼ばれる地形です。
戸田(へだ)港の外に広がる駿河湾は日本一深い湾で、多種多様な海洋生物のすみかでもあります。
御浜岬に囲まれる戸田港は天然の良港で、深海に棲むタカアシガニや深海魚なども水揚げされます。
岬の中にある駿河湾深海生物館や造船郷土資料博物館で戸田の歴史や自然の恵みを知ることができます。
岬の中には静岡県の天然記念物にも指定されているイヌマキ林が分布しています。
なかには樹齢100年を越える木もあり、これらの木々は過去に何回もの津波に耐えた優秀な防災林でもあります。
岬の対岸にある
出逢い岬からは岬の全体を見下ろすことができます。