標高70mの牛臥山は、伊豆が本州に衝突する前の海底火山の名残です。
粘り気の非常に強い溶岩が海底に噴出してドーム状になったもので、伊豆と本州の衝突にともなって隆起し、その後の浸食に耐えて小さな山になりました。
牛臥山の麓(牛臥山公園内)の海岸でみられる海底火山の噴出物の多くは、海底を流れた溶岩流や土石流です。
江戸時代頃までは島でしたが、干拓によって陸続きとなりました。
麓の牛臥山公園からは駿河湾や伊豆の山々が一望できます。
沼津の海岸地域は、歴史上繰り返された東海・南海地震の津波にたびたび襲われてきた場所です。
大朝神社には日蓮が津波被害に苦しむ住民のために祈祷を行ったという伝説が伝えられています。