かつては「古代島」(巨鯛島)と呼ばれ、海岸より海を渡って往来した小島でしたが、1967年の河川工事により陸続きとなりました。
99段の石段を登りつめた頂上には、厳島神社が鎮座しています。
島の周囲にある一周200mほどの遊歩道では、伊豆が南の海にあった頃に海底に流れ出た溶岩の地層が見られます。
海底噴火で溶岩が海底を流れると、海水で急激に冷やされてばらばらに砕けてしまいます。こうしてばらばらに砕けた岩が海底火山の斜面を流れ下った地層は、ごつごつした迫力ある景色を作りだしています。
こうした岩場にはウバメガシ(備長炭の材料)が生い茂り、スカシユリなどの岩場に特徴的な植物が見られ、岩場と林、海の景色を楽しむことができます。