2022.02.08
伊豆半島ジオパーク推進協議会と国立大学法人静岡大学は7日、包括連携協定を締結しました。当ジオパークが大学と連携協定を結んだのは初めて。学術研究や文化振興、人材育成など広範な分野で弾みがつくことが期待されます。
協定は全7条。推進協と大学双方の資源や機能を活用しつつ、「ユネスコ世界ジオパークの理念に基づき、「伊豆半島に関する学術・文化の振興、地域資源の保全と活用を通じた持続可能な地域社会の構築、地域の人材の育成、防災力の向上に寄与すること」を目的に掲げました。
連携協力事項では、次の8分野を明記しています。
①学術研究
②教育と人材育成
③地域資源の保全
④地域資源の活用と地域産業の活性化
⑤防災力向上
⑥文化振興、国際化、男女共同参画社会の実現
⑦持続可能な地域社会の構築
⑧その他
協定は双方が7日に調印し、即日発効しました。有効期間は3年とし、いずれかから更新の申し出がなければ自動延長します。当初、調印式を行う予定でしたが、コロナ感染拡大の事態を受けて調印式は中止しました。代わりに調印した協定書を交換することで発効しました。
【会長、学長コメント】
菊地豊推進協会長 ここに静岡大学との協定が締結できましたことを大変にうれしく思います。伊豆の湯ヶ島には既に静岡大学との共同施設「あまじお」が整備されています。東部サテライトセンター「三余塾」を拠点とした活動も本格化しています。本協定を機にジオパーク活動との連携強化により持続可能な伊豆半島地域づくりに向けた活動に期待します。
日詰一幸静大学長 これまで、伊豆半島ジオパーク推進協議会とは、本学関係教員が、伊豆半島ジオパークに関連する様々な取り組みについて連携を行ってまいりましたが、このたび包括連携協定を締結することができたことについて、同協議会の会長をはじめ関係者の皆さまのご尽力に厚く感謝しております。本学では、令和2年4月にSDGsに向けた体制構築として、未来社会デザイン機構を設置するとともに、同年7月には、本学の拠点の一つとして東部サテライトを伊豆市に設置しております。今回の包括連携協定の締結を契機として、本学としても、静岡県東部地域における様々な連携協力を更に進めてまいります。
以上