2022.01.18
伊豆の国市は20日(木)から、韮山反射炉のガイダンスセンターで、企画展「韮山反射炉を掘る」を開催します。昨年5、6月に行った発掘調査の成果をパネル展示するもので、同所で約1カ月展示した後は、展示場所をジオリアに移します。昨年12月に伊豆半島ジオパーク推進協議会と締結した連携協定に基づく初めての事業となります。
発掘調査では、古絵図に描かれた建物配置を手掛かりに発掘した結果、「細工小屋」「板倉」と推測される建物の柱穴が見つかりました。今回は、その成果を写真や図表を使って解説します。ガイダンスセンターでの展示は2月15日まで。その後、2月17日から3月24日まで、ジオリアで展示します。推進協はジオリアでの展示に合わせて、関連ワークショップを開くことも検討しています。
一方、ジオ推進協は昨年10月14日から1月4日までジオリアで、「反射炉がなぜ韮山に建造されたのか」「どこのれんがや鉄鉱石が使われたのか」など、ジオの視点から反射炉が造られた背景を説明する企画展を開きました。この「ジオから見た韮山反射炉」は2月17日から、反射炉ガイダンスセンターで展示されます。
昨年12月の連携協定では、「学術的価値の調査・研究・発信」の分野で協力することを定めています。伊豆の国市と当推進協は初めての具体的な連携事業として、企画展を相互開催することで合意しました。
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