2021.08.10
伊豆半島ジオパーク推進協議会はこのほど、伊豆急行のリゾート21「キンメ電車」にキンメダイのジオストーリーを記したポスター5枚を掲出しました。伊豆・小笠原近海がキンメダイの好漁場となっていることを、海底地形から解説しています。多くの乗客の目に触れてもらうことが特産物・キンメダイのアピールになることを期待しています。
当推進協は2018年4月、キンメ電車にユネスコ世界ジオパークに認定されたことを伝える額面広告を出していました。今回、キンメ電車がリニューアルされたのを機に一新することを決め、伊豆漁協、漁師、静岡県水産試験場伊豆分場などを取材して制作しました。
掲出したのは、①全国有数の漁獲量②好漁場をもたらしている海嶺(海山が連なる海底山脈)③海嶺の成因④地キンメと沖キンメ⑤資源管理の取り組み-の5種類、各1枚。いずれもB3サイズ。
このうち好漁場と海嶺については、キンメダイが水深200~800mのかけ上がり(海山の斜面)を好むこと、太平洋プレートによって持ち上げられているフィリピン海プレート側の伊豆、小笠原諸島沿いに海嶺が連なっていることなど、ジオならではの視点でイラストや地図を使って説明しています。
以上