2020.10.27
伊豆半島ジオパーク推進協議会はこのほど、酪農王国オラッチェ(函南町)が体験棟に設けているジオコーナーに丹那盆地のジオ解説ポスターを提供しました。ポスターには特殊な加工を施した航空写真を掲載し、赤色と青色のセロファンを貼ったメガネで見ると、丹那盆地を南北に縦断している丹那断層が立体的に見えるように工夫しました。オラッチェでは、このポスターを活用して、観光や教育旅行で訪れる人たちに丹那盆地のすばらしさを伝えていく考えです。
ポスターはそれまで掲示されていたポスターが色あせていたため、オラッチェからの依頼を受けて推進協研究員がデザインして提供しました。幅1035mm、高さ730mmのほぼB1サイズ。
「動く大地と酪農景観」とのタイトルで、活断層である丹那断層と北伊豆地震の説明、さらには東海道線丹那トンネル工事による大量の出水から酪農に転換した歴史的背景を記しています。また同時期にジオガイドが断層公園で教育旅行の生徒にこの航空写真を使って説明したところ、好評だったことから、オラッチェに掲出するポスターにも採用しました。
推進協では同じポスターを丹那小学校にも贈呈しました。
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