2020.06.25
伊豆半島ジオパーク推進協議会の鈴木雄介研究員は6月30日付で退職します。鈴木氏は2011年6月以来9年間にわたって、当ジオパークの立ち上げからユネスコ世界ジオパーク認定まで推進協の中心メンバーでした。7月1日付で静岡大学学術院融合・グローバル領域の准教授に転じます。
鈴木研究員(専門:火山、防災)は2001年3月、静岡大学理学部地球科学科卒(火山学、火山防災専攻)。アジア航測株式会社を経て、2011年に推進協に入りました。推進協では、解説看板の制作、伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」の立ち上げ、ジオガイドの養成、推進協webの立ち上げと運営、ジオマップなどの広報物の制作など、広範な活動を展開しました。なかでも教育面に力を入れ、毎年数十校以上の小中学校でのジオ学習の出前講座とフィールドワークに足を運びました。
特定非営利活動法人日本火山学会ジオパーク支援委員会委員、伊豆東部火山群防災協議会委員などを務め、各種防災マップの作成にも携わりました。またNHK番組「ブラタモリ」では、熱海編、天城越え編ではタモリさんの案内役を務めました。
7月からは、静岡大学学術院融合・グローバル領域で、未来社会デザイン機構の主担当、地域創造学環副担当となります。また伊豆市(青羽根65-1)に設置される拠点施設・東部サテライトに常駐します。推進協では鈴木氏退職後も引き続き、助言をもらったり意見交換できる関係を維持したいと考えています。
以上