2019.11.08
質の高い教育ガイド目指す
10日に初の懇談会-伊豆ジオ協 |
伊豆半島ジオパーク推進協議会は10日(日)に、修善寺総合会館で教育ガイド懇談会の初会合を開きます。懇談会は、教育現場でより質の高いガイドができるようにスキルアップを図るのが目的。初会合では、関東地方ESD活動支援センターの伊藤博隆氏から、ESD(持続可能な教育)の理念、基本的な考え方などを聴きます。
ジオパークと教育をめぐっては、授業にジオパーク学習を取り入れる動きが広がっているほか、他の地域から伊豆地域を訪れる教育旅行でも、ガイドのニーズが高まっています。同時に、一般のお客さまの案内と異なり、教育ガイドには、①難解な専門用語を使わないで分かりやすく説明する②子どもたち自ら考える工夫が求められる-など質の高さが求められています。従来は、推進協研究員が教育ガイドの相当部分を担ってきました。しかし、推進協としては、今後、ジオガイドに積極的に教育現場で活動してほしいと期待しています。
10日の懇談会には認定ジオガイドが参加。伊藤氏の講演に続き、西伊豆町の土屋晴樹氏、伊東市の加藤健司氏、南伊豆町の関本宗一氏の3人のガイドがこれまで学校で行っている活動を報告、現場での経験やノウハウを共有します。さらに「教育ガイドの在り方を考える」とのテーマで参加者とともに意見交換します。
第2回以降は未定ですが、スキルアップのほか、改訂学習指導要領など制度面についても取り上げたい考えです。この懇談会は当初、9月14日に予定していましたが、荒天により延期していました。
10日の懇談会の予定は次の通りです。
10:00 | 開会 |
10:10~11:10 | 講演(鈴木雄介推進協専任研究員)、伊藤博隆氏 |
11:10~13:45 | 教育活動報告(土屋ガイドら) |
13:45~14:30 | パネルディスカション「教育ガイドの在り方を考える」 |
以上