2019.11.04
インドネシアのジオパークと初の協力協定
教育、展示通じて相互理解促進 |
伊豆半島ジオパーク推進協議会は11月6日、インドネシア西ジャワ州スカブミ県のチレトゥ-・パラブハンラトゥ・ユネスコ世界ジオパークと協力協定(MOU)を締結しました。当推進協の菊地豊会長(伊豆市長)、川勝平太県知事、チレトゥージオパーク運営会議会長のイヨス・ソマントリ・スカブミ県次官、マーマン・ハマミ西ジャワ州スカブミ県知事が署名して発効しました。当ジオパークが海外のジオパークと連携協定を結ぶのは初めて。
チレトゥージオパークは昨年4月、伊豆半島と同時にユネスコ世界ジオパークになりました。昨年11月には西ジャワ州官房長が伊豆半島ジオパークを訪問。今年2月には、西ジャワ州からジオパークに関する研修員3人を受け入れるなど人的交流が深まっています。今年9月には推進協副会長の福井祐輔下田市長が州知事と会談し、協定の早期締結で合意していました。
協定は全5条。前文で「両ユネスコ世界ジオパークの振興と協力をさらに強化すること」を目指すことを明記。具体的な協力課題としては、第2条に①博物館やビジターセンターにおける先方ジオパークの展示②相互理解を促すため、ジオパーク内の学校でのインターネットを利用した学習支援-の2つを盛り込みました。有効期間は2024年11月までの5年間で、双方の合意によって延長可能となっています。
協定締結に合わせ、ジオリアではチレトゥージオパークを紹介する展示を始めています。
以上