サガミヤ選書にロゴマーク

2019.09.06

伊東を中心に郷土出版を手掛けている株式会社サガミヤ(伊東市)は６日、サガミヤ選書第16巻「伊豆東浦路の下田街道」重版の裏表紙に伊豆半島ジオパークのロゴマークを表示しました。同社は他のサガミヤ選書も重版する際にロゴマークを付けていく方針。ジオパーク活動が単に地形、地質だけでなく、文化、歴史、民俗といった人々の活動まで含むことをアピールする効果が期待されます。

サガミヤは「伊東風土記」「伊東祐親」「江戸城石材提供地について」など、伊東市にまつわる書籍を選書として発行しています。昨年12月には最新刊 第19巻「伊東むかし話」を発行しました。

今回、重版となる「伊豆東浦路…」は郷土史家・加藤清志氏と写真家・故田畑みなお氏との共著で、伊豆東海岸の東浦路の歴史を、吉田松陰ら通行した人の記録でたどる内容。2004年に初版が発行されました。

重版に先立ち、ロゴマークを表示する案が浮上。社内からは「ジオパークとこの本との関係性が不明確」といった慎重論も出ましたが、「文化も立派なジオパーク活動である」との沼田渉社長の意向で表示することが決まりました。ロゴマークの下には「わたしたちは、伊豆半島ジオパークを応援しています」とのメッセージが添えられています。

以上