2017.05.25
伊豆半島ジオパーク推進協議会は20日から25日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開かれる日本地球惑星科学連合大会2017に参加しました。21日には、鈴木雄介専任研究員がコミュニティサイト・フリッカーに投稿された写真の撮影場所が分かることを利用して、2015年に伊豆半島で撮影された写真5000枚の撮影場所を分析した結果を発表しました。
鈴木研究員は、まず5000枚の撮影場所を地図上にプロット。このうちジオサイト内で撮影された写真の枚数について、観光客が実際に訪れている場所と、現在の解説看板の設置場所や、解説看板で紹介しているサイトとどの程度一致しているかを分析しました。ずれている理由や観光客の行動パターンが分かれば、今後の解説看板の設置に役立つことが期待されます。
このほか、20日には「ロゲイニングとジオパーク~伊豆半島ジオパークでの開催経験から考える~」「全国大会をステップとしたガイドツアー造成の試み」の2件のポスター発表を行いました。
地球惑星科学連合とは、地球科学などの研究者、技術者、教育関係者らから構成される学術団体。毎年5月に開催される大会には、各地のジオパークも多数参加しており、伊豆半島ジオパーク推進協議会の参加は7年連続となります。
発表内容は次の通り。
■20日(土)終日
ポスター発表「ロゲイニングとジオパーク」
ポスター発表「ガイドツアー造成の試み」
■21日(日)14:15~14:30
口頭発表「SNSに投稿された位置情報付き写真の分布を用いたジオパーク訪問者の傾向把握」(鈴木専任研究員)
以上