2017.02.11
伊豆半島ジオパーク推進協議会は 2 月 11 日(土)に、より魅力的なジオパークに向けてエコツーリズムセミナーを開催しました。セミナーには 42 人が参加。富士山や沖縄などを拠点に、環境教育やエコツアーに取り組んでいる NPO 法人ホールアース研究所の山崎宏代表理事の講演を聞いた上で、意見交換会しました。
わが国では 1990 年代に「エコツーリズム」が広がり始めました。セミナーでは、山崎講師から「エコツーリズムから学ぶ~より魅力的な伊豆半島ジオパークに向けて~」との演題で講演していただいた後、ジオパーク、ジオツアーとエコツアーの共通点や活用方法、発展の方向性などについて探りました。山崎講師からは「教育旅行に着目したらよい」とのアドバイスもいただきました。
●これからの若い人達にもっとジオを知ってほしい。特に修学旅行に生かすという考え方は可能性を広げてくれるだろう。
●エコツーリズムの根幹はジオツーリズムと相通ずる。
●現在、名古屋市の中学生の教育旅行を受け入れ、地元(大室山、城ヶ崎)のガイドをしている。事前学習を学校に働き掛けたいが、どう交渉していってよいのか分かない。エコツーリズムは国や自治体の支援を得ているようにジオツーリズムにもその環境が必要なのでは。
●今まで見るだけのジオツアーが多かった。これに体験を加えることでさらに魅力的なものになるのではないか。
●大地の地形、地質だけではジオは飽きられる。地域のあるもの全てを生かして一つ一つ伝えることで大地の恵みを生かしていきたい(気付きを伝える)。
●伊豆はエコツーリズムの宝庫であると再確認できた。自分の今の暮らしをどう生かしながらツーリズムに発展させようかとさらにわくわくが増えた。
以上