2016.11.30
伊豆半島ジオパーク推進協議会は 30 日、日本ジオパーク委員会(JGC)を経由して、ユネスコ本部に対し、ユネスコグローバルジオパーク認定に向けた申請書を提出しました。今月1日にいったん提出した申請書は、JGC や国関係機関による確認・修正を終え、JGC や日本ユネスコ国内委員会のサポートレター(推薦状)を添えて提出されました。
申請書は昨年 9 月に保留の理由とされた地質の国際的価値について、最新の研究成果も踏まえて丁寧に記述したことが最大の特徴。審査が順調に進めば、2018 年春のユネスコ執行委員会で認定される見通しです。
当ジオパークが世界申請するのは 2014 年 12 月以来 2 度目で、ジオパークがユネスコの正式事業となってからは初めて。地質価値について、学術部会での検討や海外の地質学者の評価を基に、①地球上で唯一、活動的な火山弧が会合している②長期間にわたって火山活動の変化の歴史をたどれる③噴火シナリオと防災計画を有する-などの特異性を強調する内容となっています。
いったん 11 月 1 日に当協議会から JGC に提出された申請書を、JGC 及び国関係機関による指摘を踏まえ、一部修正しています。1 日の記者発表資料と比べると、地図や専門用語の変更、伊豆半島ジオパークの範囲に関する説明や参考文献の追加などを行っていますが、総ページ数(50 ページ)や重要な部分については特に変更ありません。
以上