2022.04.26
伊豆急行株式会社はこのほど、「SDGsトレイン」の運行を開始しました。8000系3両編成の車両の外面に、同社と美しい伊豆創造センター・ジオパーク推進部が目指すSDGsのゴールアイコンやそのイメージを貼り出しました。
同社とジオ推進部の前身の伊豆半島ジオパーク推進協議会は2012年春から「ジオトレイン」を運行しています。現在のジオトレインが長期間、車両点検のため運休することや、ポスターが劣化していたため、作り替えることで合意し、昨年末から新たなデザインについて、協議を重ねてきました。ジオトレインは2016年夏にデザインを一新しており、今回のSDGsトレインは第3弾となります。
SDGsは国連の掲げる持続可能な開発目標。昨年策定したジオパーク基本計画・行動計画にも、盛り込まれています。今回、SDGsの17の目標のうち、「4質の高い教育をみんなに」「14海の豊かさを守ろう」「15陸の豊かさも守ろう」「17パートナーシップで目標を達成しよう」の4つを取り上げ、それぞれのイメージイラストを配しました。同時に車両内面の中吊り広告のスペースに、4ゴールの説明を加えました。さらに、イラストや中づり広告は、多様な問題が互いに複雑に絡み合っているというSDGsの基本的な思想をわかりやすく表現するためにすべてが一つのストーリーに沿ってつながるようにデザインされています。
ヘッドマークにはドーナツ型のSDGsアイコンを予定しており、現在国連に使用申請中です。車両内面には、伊豆各地でSDGsの理念に沿った活動事例を紹介する準備を進めています。ヘッドマークや内面のポスターが完成するのは今年夏になる見込みです。
以上