2013.12.19
伊豆半島の景色を集めてパソコンのデスクトップ用壁紙を作りました!2種類の縦横比を用意しましたのでお使いのディスプレイにあわせてお使いください。
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写真の場所は こちらの地図 をご覧ください(立ち入りに許可が必要な場所もあります)。
稲取火山の火山弾(東伊豆町)
1万9000年前噴火でできた稲取火山。火口のすぐそばにはクロワッサンのような形をした火山弾が落ちています。
海底火山時代のマグマの通り道「火山の根」。採石場に現れた火山の根には、マグマが冷え固まる際にできた無数の柱状節理が見られます。(稼働中の採石場ですので、通常は見学できません。)
大室山(伊東市)
4000年前の噴火でできたスコリア(黒っぽい軽石)の山。リフトで山頂にあがると伊豆東海岸のさまざまなジオな風景を楽しむことができます。
マグマは岩に亀裂をつくり、その隙間をとおり地表を目指します。ここでは、岩を押し分けて上昇したマグマの痕跡が「蛇のぼり」と呼ばれています。堂ヶ島マリンで海から見に行くことができます。
猿田淵(河津町)
2万5000年前におきた噴火で流れ出した溶岩にかかる河津七滝。七滝のうち、もっとも上流にある釜滝の、さらに奥に猿田淵はあります。
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下田の街並み(下田市)
伊豆が海底火山だった頃、海底に降りつもった火山灰や軽石は、長い年月をかけて石へと姿を変えました。海底に降りつもった際の縞模様を残すこの石は「伊豆石」と呼ばれ、伊豆だけでなく、東京や静岡など広い地域で使われてきました。下田の街並みには、伊豆石が多く使われ、独特の雰囲気を作りだしています。
火雷神社(函南町)
1930年11月26日、丹那断層の活動により、北伊豆地震が発生しました。断層は火雷神社の鳥居と石段のあいだを通り、この地震で生じたずれによって、鳥居と石段の位置関係が食い違ってしまいました。
火山の地下には地下深くからマグマが通ってくるマグマの通り道があります。このマグマの通り道が地殻変動などで隆起して地表に姿を現したものを「火山の根」と呼んでいます。特異な岩山の風景が訪れる者の目を引く城山は、伊豆を代表する巨大な「火山の根」のひとつです。
石部棚田(松崎町)
松崎町石部の棚田は、蛇石火山のふところに位置します。140万~130万年前ころの噴火でできたこの火山はたくさんの地下水を涵養し、棚田の水を供給しています。
景勝地「錦ヶ浦」は、数10万年前に陸と海とがせめぎあった現場です。伊豆が半島になってから噴火した多賀火山の噴出物の一部は、海に流れ込んでいきました。錦ヶ浦には、陸上で噴きだした火山噴出物が海中に流れ込んでいく様子が残されています。
大瀬崎のビャクシン(沼津市)
大瀬崎は、海流によって流されてきた石や岩が帯状にたまってできた砂嘴(さし)と呼ばれる岬です。ごろごろした岩からなる大瀬崎には、樹齢1000年を超える見事なビャクシンの林が広がります。1000年ものあいだ標高の低いこの岬に立ち続けてきたビャクシンは、何回もの津波に耐えてきました。こうした潜在自然植生林は、防災林としても見直されてきています。
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シラヌタの池(東伊豆町)
川久保川の上流に位置するシラヌタの池は原生林に囲まれた神秘的な池です。以前は噴火口とも言われていましたが、現在では地すべりでできた窪地に水がたまったと考えられています。5月下旬から6月上旬にかけて、「モリアオガエル」の卵を木の枝に見ることができ、付近にある「シラヌタの大杉」もみどころです。
田子(西伊豆町)
透明度の高い伊豆の海は、ダイビングなどのマリンレジャーがさかんです。
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子浦三十三観音(南伊豆町)
子浦港から日和山遊歩道を5分程度歩くと、海底火山の噴出物が侵食でえぐられてできた崖のくぼ地に、「三十三観音」と呼ばれる石仏群が安置されています。子浦の湾を見おろす三十三観音には海の安全を願う人々の祈りが込められています。
城ヶ崎(伊東市)
大室山の溶岩が海に流れ込んでできた城ヶ崎。このダイナミックな地形はさまざまな海の生き物のすみかとなっています。黒潮が入り込むこの海域には熱帯魚もやってきます。
きれいで冷たい水の中にのみ育つミシマバイカモ。5月から9月にかけて小さなかわいらしい花が咲きます。三島市内各所の遊水地では、市民の手により貴重なこの植物が守り・育てられています。
楽寿園の小浜池を源流とする源兵衛川。高度経済成長期には地下水のくみ上げに伴う水量減少などによって環境が悪化してしまいましたが、その後の環境回復運動によりかつての清らかな水の流れを取り戻した。夏には涼しい水辺が市民の憩いの場になっています。
ユウスゲ公園(南伊豆町)
南伊豆のジオパークビジターセンターから徒歩3分。ユウスゲの咲くこの丘からは、海底火山のなごりが残る南伊豆の絶景を一望できます。
約10万年前の噴火でできた火口湖です。地下水とマグマが接触して起きた爆発的な噴火だったため、山のような形の火口ではなくクレーター状の火口ができました。火口には噴火で降りつもった細かな火山灰がたまったため、水が抜けにくい環境となり、多くの湿性植物を育む湖となりました。
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峰温泉大噴湯公園(河津町)
大正15年に掘りあてられた峰温泉。湯温100℃の自噴泉は、普段はまわりへの影響を考えて噴き上げるのをとめていますが、1日に7回噴き上げ口をあけ、30mもの高さの噴湯がたちあがります。
弓ヶ浜(南伊豆町)
険しい崖が並ぶ南伊豆の海岸の中にこつぜんと姿を現す弓ヶ浜。1200mもの美しい弧をえがく白砂の海岸は、青野川から海に流れ込んだ砂粒が、海流に流され帯状にたまってできました。
三島市街地のあちこちに、溶岩のすき間から湧き出す湧水が見られます。約1万年前の富士山の噴火による溶岩は、三島付近まで流れてきました。亀裂やすき間の多い溶岩は大量の地下水をため込み、溶岩の末端に近い三島の街に豊富な湧水をもたらしています。
南伊豆石廊崎の東、大瀬の沖に位置するこの岩には、その昔、役の行者が飛行用の衰をこの岩に掛けたという伝説が残ります。本来は地中にあったマグマの通り道「岩脈」が浸食に耐え、この奇岩を作りだしました。
天城のブナ林(伊豆市)
火山噴火は、いま起これば災害を引き起こしますが、長い目で見るとさまざまな恵みを人々にもたらします。天城の山々に降りつもった火山灰は、肥沃な土壌を作りだし、たくさんの雨とともに、豊かな森を育みます。
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佐ヶ野川渓谷(河津町)
約3万6000年前の鉢ノ山噴火で流れ出した溶岩の上を流れる佐ヶ野川は、溶岩の表面を磨き上げ、美しい渓谷を作りだしました。佐ヶ野川が川津川に合流する付近には、溶岩流末端を流れ落ちる三養院の滝があります。
遠国島・三日月の大洞(下田市)
下田市の田牛と南伊豆弓ヶ浜をつなぐ「タライ岬歩道」の途中には遠国島と三日月の大洞があります。遠国島からは、奈良時代の土器が多く見つかり、古くから海と人とが深く関わってきたことがわかります。また、源頼朝がこの島を訪れて遊んだという伝説ものこっています。
火山噴火で流れ出す溶岩は、険しい谷を埋め立てなだらかな土地を作り出すことがあります。日本の棚田100選にも選ばれたここ長野の棚田も、溶岩がつくり出したなだらかな土地を利用した棚田です。
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沼津港大型展望水門「びゅうお」(沼津市)
美しい景色が広がる伊豆半島ですが、その自然は時に牙をむき、災害を引き起こします。厳しい自然を向き合ってきた人の知恵も地域の大切な資源です。「びゅうお」は津波から港を守る巨大水門で、幅40m、 高さ9.3m、重量は406tと日本最大級です。この水門は展望台の役割も担っていて、沼津市周辺の景観を楽しめる絶好のビューポイントにもなっています。