2020.02.21
3月7日に学術研究発表会
井田(沼津市)の津波調査、海底生物の生態など |
伊豆半島ジオパーク推進協議会は3月7日(土)に三島市市民生涯学習センター(三島市大宮町)で第5回学術研究発表会を開催します。発表会では、明神池(沼津市井田)の堆積物を手掛かりに過去の津波履歴を分析するなど最先端の興味深い研究成果が報告されます。併せて高校生、高専生が日ごろの研究成果をポスター発表します。
推進協は2015年度から、伊豆半島をフィールドとする研究に助成する学術助成制度を設けています。毎年3月には採択された研究の発表会を開いています。今回の発表会には、下表の3人がそれぞれの研究成果を発表。ふじのくに地球環境史ミュージアムの山田和芳教授が講評します。
また、韮山高校、熱海高校、沼津高専が近年問題となっている海洋プラスチック汚染や代表的なジオサイトを立体的にながめる体験紹介などのポスター発表を行います。
研究テーマ | 発表者 |
下田地域の鮮新統白浜層群の化石底生生物相に見られる生態遷移~海底火山が育む種多様性 | 静岡大学教育学部教授・延原尊美(のぶはら・たかみ)さん |
井田・明神池堆積物にみる過去1000年間の自然災害履歴の復元 | 島根大学エスチュアリー研究センター講師・香月興太(かつき・こうた)さん |
伊豆半島周縁に生息するスナイトゴカイの多様性と分散機構の解明 | 北海道大学大学院修士課程・波々伯部夏美(ほおかべ・なつみ)さん |
以上