2018.12.27
伊豆半島ジオパーク推進協議会は、11月8日、地域ESD活動推進拠点に登録されました。
全国のジオパークで活動推進拠点に指定されたのは初めてです。
ESD(Education for Sustainable Development、持続可能な開発のための教育)は、世界中のさまざまな機関・団体が進めているプログラムで、「地球に存在する人間を含めた命ある生物が、遠い未来までその営みを続けていくために、これらの課題を自らの問題として捉え、一人ひとりが自分にできることを考え、実践していくことを身につけ、課題解決につながる価値観や行動を生み出し、持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動」(文科省)と位置付けられています。
具体的には、環境、エネルギー、防災、生物多様性、世界遺産や地域の文化財などの学習を通じて、地域の課題を解決できる人材育成を目指しています。
文科省と環境省が中心となってESD推進ネットワークづくりを進めており、今回登録された活動推進拠点はこのネットワークで中核的な役割を担うことになります。
伊豆半島ジオパーク推進協議会は、これまで域内の学校でジオパーク学習を展開してきました。
ジオパークでの教育活動は、ESDの掲げる理念と通ずることから、ESD活動支援センターに拠点登録を申請しました。
拠点登録によって、各地でESD活動を展開している団体、学校による先進事例の情報を入手しやすくなり、伊豆地域での教育活動に活用できるようになるほか、教育旅行誘致の面でもプラスになることが期待されています。
・ESD活動支援センター(外部サイト)