2018.04.17
4月17日にフランス・パリで開催されたユネスコ第204回執行委員会で、伊豆半島ジオパークを含む13のジオパークが新たにユネスコ世界ジオパークとして正式に認定されました。
今回認定された13の地域は次の通りです。
Beaujolais, France
Cao Bang, Viet Nam
Ciletuh - Palabuhanratu, Indonesia
Conca de Tremp-Montsec, Spain
Famenne - Ardenne, Belgium
Guangwushan-Nuoshuihe, China
Huanggang Dabieshan, China
Izu Peninsula, Japan
Mudeungsan Area, Republic of Korea
Ngorongoro Lengai, Tanzania
Percé, Canada
Rinjani-Lombok, Indonesia
Satun, Thailand
ユネスコのwebサイトから13地域の概要をご確認いただけます。
2018 LIST OF NEW UNESCO GLOBAL GEOPARKS ENDORSED BY THE EXECUTIVE BOARD
悲願を達成して感無量です。御尽力いただいた伊豆半島地域の関係者の皆様おめでとうございました。御一緒に寿ぎたいと存じます。そして、御支援いただいた尾池和夫委員長を始めとする日本ジオパーク委員会の方々に心から感謝申し上げます。
引き続き、地域の皆様と一丸となって、世界に認められた地質学的価値を後世に引き継いでいくとともに、伊豆半島ジオパークの魅力を国内外へ発信してまいります。
伊豆を愛する地域の皆様の強い願いが世界に届いた。「伊豆はひとつ」の思いで取り組んできた伊豆半島15市町全ての住民と喜びを分かち合いたい。
伊豆半島の自然資源は、世界の財産になった。地域住民一人ひとりが、世界に誇れる伊豆半島ジオパークの主人公として、自然との関わりを見つめ、将来の世代のために考え行動する地域になれるよう、ジオパークを上手に活用していきたい。
3年前の認定保留に気落ちすることなく、その後も変わらず地域を盛り上げてきたすべての人々に感謝したい。また、ジオパークは認定されれば終わりではなく、今後も4年毎にユネスコによる再審査を受け続けることになる。最初の認定で油断して手を抜いた結果、再審査で条件付き認定や認定取り消しとなったジオパークも少なくない。ジオパークとしての真価が問われるのはむしろ再審査であると認識し、今後も気を引き締めて活動の質を高めていってほしい。