ガラス原料の一大産地
西伊豆町宇久須の珪石鉱床は1933年に発見されました。1938年に珪石採掘とそれを加工した珪砂生産が始まります。国内板ガラス原料の4割を産出し、戦後復興から高度成長期までのガラス生産を支えましたが、その後板ガラスの需要がなくなり生産が途絶えました。現在では断熱材の材料として生産が再開されています。
<写真:東海工業所蔵・伊豆珪石鉱山>
ガラス文化の里づくり
この地域ではガラスを地域おこしに利用することにして、1995年にはガラス工芸作家が工房を構え、創作に励んでいます。2001年に誕生したかも風鈴はガラス文化のシンボル。作家と住民有志でつくる西伊豆元気製作所は毎年、 かも風鈴の引き売りやデザインコンテストを開催しています。
<写真提供:西伊豆町>
西伊豆町宇久須地区はかつてガラスの原料となる珪石の一大産地でした。そんな背景から宇久須地区には県内外からガラス工芸作家が移住して創作活動をしています。そこで生まれた「かも風鈴」は西伊豆町ならではの地域の産物で、澄んだ音色を響かせています。
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