伊豆半島ジオパーク Izu Peninsula UNESCO Global Geopark

伊豆半島ジオパーク プレスリリース

アカウミガメ共同調査

2016.07.27

アカウミガメ保全へ、30、31 日に共同調査
東京都市大と下田高が連携、下田市入田浜などで

東京都市大学と静岡県立下田高校は 7 月 30、31 の両日、絶滅危惧種、アカウミガメの産卵地となっている入田浜(下田市)などで、海浜環境の共同調査を実施します。産卵のため上陸したウミガメの足跡だけでなく、孵化した稚ガメが海面で輝く光と見誤る自動販売機の設置状況などを調べて、保全対策の参考にします。下田高校生が実地調査に参加するのは初めて。

アカウミガメは静岡県のレッドリストで「ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高い」絶滅危惧ⅠA 類に分類されています。調査に参加するのは、都市大環境創生学科・田中章研究室と、下田高校生物部(顧問・山田智子教諭)から計二十人程度。30日午後、31日早朝の2回にわたって、入田浜、多々戸浜で、ウミガメの足跡、植生、地面の硬度、砂の粒径などを調べます。31 日の調査終了後、結果を分析するとともに、海浜環境について意見交換する予定です。

田中研究室は2011年から毎年、下田市で夏合宿と産卵地保全をテーマとした勉強会を開いています。今年は、9月2日午後6時30分から、下田市民文化会館で「産卵地保全と利用のための勉強会」を開き、今回の調査結果を発表することにしています。伊豆半島ジオパーク推進協議会は後援します。

一方、下田高校生の参加は都市大からの呼び掛けに応じたもので、地域の環境保全における連携の在り方としても注目されます。田中教授は今回の調査の意義について「地域の環境保全と持続的な経済発展の両立を目指す上で、下田高校との連携は重要」と強調しています。

共同調査の日程は下表の通り。

◆30 日(土)

13:00~15:00 事前学習(民宿まきの=下田市吉佐美 102-1)
HEP(野生生物生息地評価手続き)の講義など *田中教授への取材可能
15:00~18:30 植生、地面硬度、砂の粒径などの環境調査(2 浜)

◆31 日(日)

5:00~8:00 足跡調査(2 浜)
*多々戸浜で山田教諭への取材可能
8:00~10:00 調査結果の分析、ディスカション(民宿まきの)
*取材は原則自由です。

 

以上

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