2016.07.22
伊豆半島ジオパーク推進協議会は 22 日、今年 10 月 10~12 日にプラサヴェルデ(沼津駅北口)を主会場に開催される第 7 回日本ジオパーク伊豆半島大会の詳細な日程を決め、参加者の募集を始めました。大会は「連携が生み出す未来」をテーマとし、開会式に続いて 13 の分科会で保全、教育、防災などについて論議を深めます。さらに 11 日午後の閉会式終了後、伊豆半島各地や箱根ジオパークなど 11 のジオツアーを一泊二日で実施します。
大会には全国のジオパーク関係者約 1000 人が参加し、うち 400 人以上がツアーに参加する見込みです。分科会、ジオツアーの数は過去最多。これまでは昨年の霧島大会の 9 分科会、9 ツアーが最多でした。
10 日は、午後 1 時からの開会セレモニーに続いて巽好幸神戸大学海洋底探査センター長が基調講演。全国のジオパーク所在地の市町村長セッションをはじめとする分科会を行います。並行して、高校生や各ジオパークがポスター発表。午後 7 時 30 分から大交流会を開催します。
翌 11 日は、引き続き分科会を開催。閉会式後、ジオツアーに出発します。このうち、熱海・真鶴と清水・箱根の両ツアーは箱根ジオパークとの共同企画となります。大会参加費は 3,000 円。大交流会、ジオツアーなどには別途参加料が必要。詳細については、特設サイト http://7th-jgn-izu-peninsula.jimdo.com/ をご覧ください。大会取材要領については、10 月初めまでにご案内します。
【主な大会プログラム】
○は一般参加・見学が可能。●は事前に大会参加登録が必要。
10 日 | 9:00~19:00 | ○ポスターセッション |
10:00~11:30 | ○特別講演「日本百名山ひと筆書き」田中陽希氏 | |
10:00~17:00 | ○物産・グルメ・企業ブース展示 | |
13:00~14:00 | ○開会セレモニー | |
14:00~15:20 | ○基調講演「列島からの恩恵、大陸誕生の謎を伊豆から考える」巽好幸氏 | |
15:35~16:50 | 市町村長セッション | |
17:00~18:20 | ●分科会 | |
19:30~21:30 | ●大交流会 | |
11 日 | 9:00~15:00 | ○ポスターセッション |
9:00~12:00 | ●分科会 | |
13:00~14:30 | ●閉会式 | |
15:30~ | ●ジオツアー出発(12 日まで) |
【13 分科会のテーマ】
① 市町村長セッション
② 溶岩と湧水の里でジオパークの保全を考えよう
③ これからのジオパーク教育と ESD(持続可能な発展のための教育)
④ 防災「ジオパークを防災に役立てるために」
⑤ ガイド①「ガイドスキルを上げるための情報交換会」
⑥ ガイド②「ガイド養成と組織のマネジメント」
⑦ ガイド③「ビジネスを実践するための情報交換会」
⑧ ジオパークとユニバーサルデザイン
⑨ ジオツーリズムと観光
⑩ 国際交流・国際貢献
⑪ ジオパーク ABC
⑫ ジオカフェ「ジオパークにおける連携」
⑬ ジオストーリー
【11 ジオツアー】
宿泊地 | タイトル | 主な訪問地 |
熱海 | ようこそブラアタミの世界へ! | 伊豆山神社、走り湯、城願寺 |
伊東 | ようこそ海ジオの世界へ | 小学生による城ヶ崎海岸ガイド、シュノケーリング、大室山 |
東伊豆 | 川端康成の名作「伊豆の踊子」の道をたどる | 細野高原、福田家、天城越え |
下田 | 伊豆下田で岬めぐり | 爪木崎、ペリーロード、河津七滝 |
南伊豆 | 伊豆半島最南端の秘境で冒険 | 石丁場、シーカヤック |
松崎 | クルーザーで絶景探索の旅 | クルーズ、室岩洞 |
西伊豆 | キラキラの秘密を探しに | 珪石鉱床、黄金崎、土肥金山 |
伊豆 | 天城山 八丁池トレッキングツアー | ジオリア、八丁池 |
伊豆の国 | 深海魚との遭遇 | 大瀬崎、戸田、韮山反射炉 |
函南 | 断層と酪農の里を訪ねる | 三嶋大社、断層公園、火雷神社 |
清水 | 富士山噴火の痕跡と箱根カルデラの雄大なパノラマを満喫!! | 鮎壷の滝、柿田川、芦ノ湖、箱根関所 |
以上