2025.05.26
一般社団法人美しい伊豆創造センター(会長:菊地豊)が令和3年度に助成をおこなった研究の成果が、2025年5月15日(日本時間)に学術専門誌Journal of Volcanology and Geothermal Research (ジャーナル・オブ・ボルカノロジー・アンド・ジオサーマル・リサーチ)の電子版へ掲載されました。
静岡県立大学の楠城一嘉特任教授(グローバル地域センター自然災害研究部門)、東京大学地震研究所の行竹洋平准教授、統計数理研究所の熊澤貴雄特任准教授でつくる研究グループは、伊豆半島ジオパーク学術研究助成を得て研究を実施し、伊豆半島東部で起きる地震のデータ処理に基づきマグマ活動の推定に成功しました。これまで未解明の伊豆半島東部の低周波地震に着目した本研究は、群発地震と低周波地震から浅部と深部のマグマの活動が推定できることを示しました。本研究は伊豆半島東部の観測体制拡充に貢献する可能性を持った基礎研究である点で、火山防災上、重要な成果です。
■概要
論文タイトル : Changes in seismicity in a volcanically active region of the Izu Peninsula, Japan
著者 : ・静岡県立大学グローバル地域センター自然災害研究部門 特任教授 楠城一嘉
・東京大学地震研究所 准教授 行竹洋平
・情報・システム研究機構 統計数理研究所 特任准教授 熊澤貴雄
掲載誌 : Journal of Volcanology and Geothermal Research, 第465巻, ページ番号108355
https://doi.org/10.1016/j.jvolgeores.2025.108355
詳細資料 : 別紙(PDF)
【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】
(一社)美しい伊豆創造センター ジオパーク推進部 遠藤 TEL:0558-72-0520 |
以上