伊豆半島ジオパーク Izu Peninsula UNESCO Global Geopark

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伊豆半島ジオパーク×南アルプスエコパーク 山梨県北杜市の中学生にジオ学習を実施

2024.02.01

(一社)美しい伊豆創造センター(美伊豆)は、1月16日に、山梨県北杜市の2つの中学校でジオ学習を行いました。伊豆半島ジオガイド協会の協力の下、認定ジオガイド4名が講師となり、美伊豆の職員と共に実施。両校の85名の生徒を対象に、伊豆半島の本州への衝突と、南アルプスの隆起などについての授業を行いました。北杜市でジオ学習を行うのは、2021年10月以来2回目です。

交流のきっかけは、伊豆半島ジオパークと南アルプスエコパークという、どちらもユネスコが管轄するプログラムで連携ができないか、また、伊豆半島の本州への衝突と南アルプスの隆起という、距離のある地域でも互いに影響し合っているという大地のつながりを活用できないかと話したことでした。

授業を行ったのは北杜市立白州(はくしゅう)中学校と同武川(むかわ)中学校。以下の3つのコンテンツを用意し、生徒たちがグループに分かれて順に授業を聞いて回りました。

「伊豆半島の成り立ち」…伊豆半島の誕生・北上を例に、プレートの動きを学習。

「伊豆半島の本州への衝突と

南アルプスの隆起」…伊豆半島が本州を押し込み、南アルプスなどの隆起に影響していることを地図や実験で確認。小麦粉とココアで断層を表現する実験や、北杜市周辺のアナグリフ画像(赤青眼鏡を使った立体画像)を使用して身近な起伏を立体的に体感。

「水理模型による川のはたらき」…北杜市の西側にそびえる甲斐駒ヶ岳が集めた雨が、学校の脇を走る河川(尾白川・大武川)に注ぎ、生徒たちが住む土地を形成したことを、水理模型を使用して実験。

ジオパークとエコパークという共にユネスコのプログラムである両地域が連携し、自分たちが住んでいる大地がどういうものなのか、生徒たちが新たな視点で捉える一助となりました。また、1月28日には、その後の連携の一環として、南アルプスエコパーク地域連絡会や北杜市のエコパーク関係者15名が伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」を視察し、今後の継続的な連携を見据えて交流しました。

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