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2025年11月24日(土)

環境

「鮎壺の滝で水鳥さがそう」

当日レポート

場所
鮎壺公園
川がテーマの2025年のジオぱく。その締めくくりは、黄瀬川にかかる「鮎壺の滝」での水鳥観察会でした。 集合場所は沼津市と長泉町の境を流れる黄瀬川沿いに、この春オープンしたばかりの鮎壺テラス。伊豆半島ジオパークの見どころのひとつである鮎壺の滝の水音が聞こえるほどの近さにあります。今回のイベントも人気で、募集はすぐに定員に達しました。 当日は雲ひとつない青空で、大人から子どもまで20名の方が集まりました。

イベントは「座学」と「バードウォッチング」の二部構成。最初に地元・長泉町のジオパークガイドさんから、伊豆半島の成り立ちや火山の仕組みについて教えてもらいました。鮎壺の滝は、約1万年前に富士山から流れてきた溶岩が水流に削られてできたもの。溶岩の下にはさらに古い時代に形成された愛鷹ローム層も見られます。滝を断面図に見立てて説明してもらうと、とてもわかりやすい!

伊豆半島や鮎壺の滝がどんな場所なのかを知ったところで、日本野鳥の会沼津支部さんに講師をバトンタッチ。ここでは、鮎壺の滝で観察できる鳥の種類とその特徴について教えてもらいました。今回の目標はセキレイの仲間3種類を見つけること。その前に、まずは双眼鏡の使い方のレクチャーを受けました。動いている鳥を双眼鏡の視野に「入れる」のは、意外と難しい。双眼鏡の視野が鳥を捉えたときには、「(鳥が)入った」と言うそうです。

いよいよ期待を胸に、バードウォッチングへ出発。皆さんそれぞれ双眼鏡を手に、2つのチームに分かれて観察に向かいました。今回の最強アイテムは、野鳥の会さんが持ってきてくれた望遠鏡。黄瀬川の河原で尻尾をピコピコと動かすハクセキレイとセグロセキレイを見事に「入れて」もらい、子どもたちは夢中になって望遠鏡をのぞき込んでいました。ちなみに、セグロセキレイは日本にしかいない鳥なのだそう。さらに最後の最後にキセキレイも登場し、目標だった3種類のセキレイを見ることができました。ほかにもヒヨヒヨと飛んでいくヒヨドリや、岩の上でじっと動かない、完全省エネモードのアオサギなど、たくさんの鳥たちに会うことがきました。

今回のジオぱくは、お土産付き。思い出に、鳥の形をしたクッキーを皆さんにお持ち帰りいただきました。地元のお菓子屋さん「ガトー・ドゥ・ママン」さんがこの日のために作ってくれたもので、とてもかわいらしく、皆さんに喜んでいただくことが出来ました。

今回の観察会を通じて、大地の成り立ちに興味を持っていただけたり、水辺の鳥を見つける楽しみを感じていただけたりしたら何よりです。また、このようなイベントを企画していきますので、どうぞお楽しみに!
   
鮎壺の滝を流れる黄瀬川。この日は富士山も綺麗に見えました。


鮎壺の滝の成り立ちを解説するジオパークガイドさん。

                             
日本野鳥の会さん。観察できる鳥の種類や鳴き声を教えてくれました。

                             
みんなでバードウォッチング!大人も子どもも、夢中になって双眼鏡を覗きました。

    
鮎壺の滝とアオサギ。岩の上にじっと立っていました。

                             
お土産に鳥の形をしたクッキー。皆さんに大好評でした。