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2021年12月04日(土)

ジオぱく 食の探検隊 わさび⑤「新作わさびスイーツに挑戦、さらに広がる可能性」

当日レポート

場所
静岡ガスエネリアショールーム柿田川
約1年間にわたり、わさびの可能性を追求してきた「ジオぱく 食の探検隊」。シリーズ最終回「新作わさびスイーツに挑戦、さらに広がる可能性」は、サントムーン柿田川にある静岡ガスのショールームで開催し、15名のみなさんに参加いただきました。

前半は「伊豆食べる通信」初代編集長の飯倉清太さんをゲストにお迎えしました。伊豆各地の食に関わる生産者をクローズアップし、特集記事と合わせて、その食材をセットでお届けする情報誌の企画・編集をされていました。その経験を通して、「その場所を訪れなければ出会うことができない景色や食、生産者が旅の目的になれば、人は集まってくる」というお話をいただきました。

後半はクッキングスタジオに移動し、沼津市の和菓子店「みやこ庵」店主の中西大悟さんの協力で、わさび×スイーツの可能性を探りました。みやこ庵の人気メニューである「バターどらやき」を温めた中にわさび漬けを入れたオリジナルメニュー「わさびバタどら」を試食。中西さんによると「酒粕ベースのわさび漬けは和菓子と相性が良い。ごはんのお供のイメージが一新されれば」という狙いだとか。他にも、わさびを使ったロールケーキやパンナコッタなど、ショール―ムスタッフ考案の創作スイーツプレートも試食しました。

続いて、参加者はわさび練り切りづくりを体験しました。緑と白の練り切り餡を重ねてのばし、生わさび入りの練り切り餡を包んで丸い形に整え、トッピングでクリスマス感を出して完成。初の和菓子づくりに真剣な表情で挑む方や、独創的な富士山の形にする方まで、会場は盛り上がりました。山梨県富士吉田市から1時間半かけて参加した女性は、「実はわさびは苦手でした。ストーリーを知り、手を動かす体験があると、こんなにおいしく食べることができるんだと驚きました」と話していました。

伊豆を代表する食材だけれど、刺身の添え物やわさび漬けのイメージが強いわさび。「ジオぱく」は静岡ガスショールームを中心に、ジオガイドによる伊豆の風土や歴史の開設、わさび田訪問や生産者のみなさんとの交流も交えて、わさび、そして伊豆の食の可能性について考えてきました。2022年の「ジオぱく」は新たな食材の魅力を、みなさんと一緒に体験していきたいと考えています。
                             飯倉さんが「伊豆食べる通信」について紹介                              わさびバタどら                              「みやこ庵」の中西さんとわさび練り切りづくりに挑戦                              わさび練り切りが完成!                              スタッフ考案のわさびデザートプレートを試食