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2021年8月7日(土)
食
ジオぱく 食の探検隊 わさび④「わさび染めエコバッグ、親子でつくろう」
当日レポート
- 場所
- 静岡ガス柿田川ショールーム
会場に16人の参加者が集まり、いよいよ開始です。わさび染めの講師には、30年以上にわたり伊豆市で織物や草木染めを手掛けている染織家の石丸みどりさんを招きました。
さっそく、わさび染めエコバッグをつくり始めます。まずは、バッグのあちらこちらを輪ゴムできつく縛っていきます。縛った箇所は染液に染まらず白く残るので、オリジナルの模様をつけることができます。等間隔にしたり、輪ゴムを2重にしたりと、親子で協力して取り組みました。
次は、染液たっぷりの鍋で40分煮込みます。染液は中伊豆で採れたわさびの葉っぱから煮出しました。「染め上がりの色は、材料、天気、水、煮込み時間で変化します。草木染めの醍醐味です」と石丸さん。煮込み始めると、鍋からわさびの野性的なにおいがします。みなさん、おそるおそる顔を近づけ、においを嗅いでいました。
待ち時間には、伊豆半島ジオガイド協会会長の仲田慶枝さんが小学生でもわかる「伊豆でなぜわさび?」の特別授業を開催。「わさびが育つまでの期間は?」「一番大きなわさびの大きさは?」などの質問も飛び出しました。その後、静岡ガスショールームの料理教室スタッフはヨーグルトを使ったわさびパフェのレシピを紹介しました。
わさび染めエコバッグもいよいよ完成。緑とベージュを混ぜたような優しい色に染め上がり、オリジナルの模様もしっかりついています。みなさんの喜ぶ姿にスタッフ一同ホッと胸をなでおろしました。
イベント終了後、小学生に感想を聞くと「小さいころからわさびが大好き。新たな発見ができて楽しかった」「わさび以外の草木染めにもチャレンジしてみたい」と笑顔で答えてくれました。
「ジオぱく」のわさびシリーズは次回で完結です。最終回もユニークなイベントを企画します。ぜひご期待ください!
染織家の石丸さんがつくり方を説明
バッグを輪ゴムで縛ります
特製のわさび染液で40分煮込みます
ジオガイドの仲田さんが小学生の質問に回答
親子で協力、夏休みの思い出に