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2021年5月22日(土)

ジオぱく 食の探検隊 わさび③「伊豆の秘境、わさび田を訪ねる」

当日レポート

場所
伊豆市筏場
「ジオぱく 食の探検隊」第3回は「伊豆の秘境、わさび田を訪ねる」をテーマに、初めてサントムーン柿田川にある静岡ガスのショールームから外に飛び出して開催しました。

普段なかなか訪れることができない中伊豆のわさび生産地、筏場(いかだば)のわさび田2か所とその周辺をめぐる旅です。移動手段は、伊豆でのオリンピック競技として注目を集める自転車です。今回は、全長約18kmの起伏あるコースのため、幅広い方に参加いただけるよう電動アシスト付き自転車を用意しました。

当日の午前10時、梅雨入りしましたが晴れ間にもめぐまれ、スタート地点に11人の参加者が続々と集まり冒険の旅をスタートしました。

出発から15分、「貴僧坊(きそうぼう)水神社」に到着です。神社に隣接するわさび田では、湧水があふれる田んぼの脇、飛び石の通路を進むことができます。群生するわさびを間近で見たり、湧水を手でくみ上げ飲んだりしました。

水神社を後に30分、「小嵐橋」に到着です。中伊豆のなかでも奥地に位置し、約15ヘクタールの広大な敷地に1,500枚のわさびの棚田が並び、鮮やかな緑が映える絶景を望むことができます。そんな景色のなか、わさびを育てて30年以上になる生産者の塩谷さんが、朝採れの立派な葉つきわさびを片手に、わさび生産の歴史や苦労話などを聞かせてくれました。湧水のせせらぎの音、鳥がさえずる声、さわやかな空気、景色だけでなくその自然環境も格別でした。

その後、わさび漬の加工現場や「萬城(ばんじょう)の滝」を見学。昼食後、お土産に採れたてわさびと静岡ガス料理教室スタッフお手製のわさびクッキーをプレゼント。スタート地点まで戻ってきて旅も終了です。トラブルもなく、みなさん笑顔で完走できました。

参加者のみなさんからは「絶景のわさび田や深い自然に癒された」「緑に囲まれたコースを自転車で走ることができ、心地よかった」など、うれしい感想をいただくことができました。

これからの「ジオぱく」、今回のように外に飛び出すイベントも企画していきます。次回もお楽しみに!

                             貴僧坊(きそうぼう)水神社を探索                              わさび生産者の塩谷さん                              「たか惣」で、わさび漬の加工現場を見学                              萬城(ばんじょう)の滝                              お土産のわさびクッキー