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2021年3月14日(日)
環境
「改めて知ろう 伊豆の・インドネシアの防災」
当日レポート
- 場所
- 静岡ガス エネリアショールーム柿田川
なぜ防災イベント?と思われるかもしれませんが、伊豆半島はその立地から過去に大きな津波被害があるなど「地域防災」に課題を持っています。静岡ガスも地域のインフラ企業として同じ課題を共有しています。今回は3.11から10年ということもあり「地域の方が防災を考えるきっかけに」と思い実施しました。
当日、会場に19名の参加者が集まりいよいよ開始です。まずは、ジオパークの朝日研究員とジオパークのガイド役も務める柿島さんが、伊豆の津波史を紹介。今回のほとんどの参加者は伊豆から遠くない場所で暮らしています。真剣に耳を傾けていました。
その後、インドネア・西ジャワ州の防災担当ハニファさんとビデオ会議システム「Zoom」で会場と中継をつなぎました。ハニファさんは同州の防災対策 について説明し、「地震後の引き波によって取り残された魚を拾おうとした多くの人々が津波に巻き込まれた」など、現地のリアルな話も教えてくれました。また西ジャワ州にあるチレトゥー-パラブハンラトゥジオパークから届いた、津波にまつわる伝説や現地の津波に関する調査内容を紹介した動画も上映しました。
ハザードマップの読み方講座を挟み、非常食試食の時間です。ご飯から甘味まで10種類を用意。お湯を注ぐだけで完成するわかめご飯(アルファ米)は、実際につくってもらいました。お子さんも挑戦。できあがったご飯をおいしそうに食べていました。ハニファさんも事前に郵送したインドネシアの国民食ナシゴレンの非常食を試食。味について伺うと「おいしい」と満面の笑みで答えてくれました。
無事にイベント終了です。参加者から「被災した時の子供の食事が不安だったが、おいしい非常食もあることがわかり安心した」と、うれしい言葉もいただきました。
これからも「環境教育」イベント、ぞくぞくと企画していきます!